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by rakudazou

◆北陸三代桜名所めぐり◆

岩手北山の桜
 2004年4月23~26日、近畿日本ツーリスト・バリアフリーセンターの主催で東北三大桜ツアーに行ってきました。今回の旅行はバリアフリーセンターから紹介された二人の介助者とともに参加しました。初日は東京駅から新幹線で仙台へ。東京では暖かかったのに仙台へ着くと冷たい雨でした。そこからリフト付き観光バスで北へ向かいました。一つ目の桜の名所は岩手県北上市の北上川沿いの北上展勝地。
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悠々と流れる北上川のほとりの散り始めた桜、車椅子で川沿いを歩いていくと川に掛かっている鯉のぼりのどかな風景・・・バスガイドさんが歌ってくれた岩手民謡の「ちゃぐちゃぐ馬子唄」が最高でした。またご当地、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を東北弁で朗読してくれました。

秋田角館の桜 
二日目は田沢湖を通り、秋田県角館へ。
この日も天候不順、角館では晴れ~あられ~雨の繰り返し。この町も武家屋敷の周りや川のほとりにソメイヨシノ、枝垂桜が植えられていて見事な風景、ここでは丁度満開でした。武家屋敷内のステージでは秋田民謡の生演奏で着物を着た女の子たちが踊りを披露していました。次に八幡平へ行く予定が雪で道路が通行止め、代わりに近くの水芭蕉群生地へ行きました。
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初めて見る白い花が今が盛りと林の際に一面に咲いていました。尾瀬へ行かなくてもこんなに立派な水芭蕉が見られました。
三日目の安比グランドホテルの朝は一面の雪景色。東北はまだまだ寒い!
秋田県鹿角市のりんご畑を通り十和田湖へ。発荷峠から見る残雪の山に囲まれた十和田湖の絶景!静かな湖だ。ヒメマスの養殖に成功した和井内さんの名をとった「和井内」という地名があった。一時間ほど遊覧船に乗り子の口へ出る。そこから奥入瀬渓谷を歩く。あまりの寒さにバスの中に留まろうかとも思ったがまた来る機会はないかもしれないので思い切って歩いた。浅瀬の渓谷に沿って遊歩道が続いている。渓谷の周りのブナなどの木々はまだ裸木で若葉も出ていない。いかに寒いかが分かるようだ。◆北陸三代桜名所めぐり◆_d0019913_16432474.jpg

青森弘前城の桜 
奥入瀬渓谷からまたバスに乗り八甲田山を通り青森市へ向かう。標高が高くなるにつれ残雪が深くなる。八甲田山頂上付近では道路脇が3メートルほどの雪の壁となる。正に「八甲田山死の彷徨」のようだ。最終日は弘前城の桜見物。ようやくこの日は朝から快晴。人出も多く、桜も見ごろ。
城一帯にソメイヨシノ、枝垂桜が咲き誇っている。城内を歩いていると時折、津軽弁が聞こえてくる。私は津軽弁をずっと聞いていたくてそっとおばちゃんたちの傍らについて歩いたりした。城内から眼前に津軽のシンボル、岩木山が大きく見える。絶景!帰りは青森空港から飛行機で帰る。

 初めての地、秋田、青森を含めた北東北の旅
寒さが残る東北で体調を崩さずに旅を終えることが出来たことに感謝。
短い四日間でしたが、少なからず東北の風土に触れることが出来た旅でした。
by rakudazou | 2004-06-07 16:37 | イベント体験記