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by rakudazou

67年目の原水爆禁止世界大会

どれだけ年月か経とうと忘れてはならない日

d0019913_2431651.jpg 今年、91歳になる母は20㎝×20㎝の4/1の千羽鶴を織った。毎夜、母は熱心に折っていたが「何か祈って折ったら・・・」というと「そうだね」と言っていたが、どんな思いを込めて折ったのだろうか?7月に入ると千羽鶴が完成すると気の早い母は宅急便で送ってきた。箱を開けて見ると、これで千羽あるのと思ってしまうほどに、小さくきれいに折られた千羽鶴が現れた。昔から手先が器用で仕事の早かった母には、まるで内職をするように目標を決めて折ったらしく、ディサービスに持って行き、つなぎ方などを教えてもらい見事にできあがったのである。d0019913_2472351.jpg
 大田区地域の医療関係、病院の窓口に折り紙が置いてあり、患者さんなどに訪れる人々に呼びかけてみんなの協力でいろんな千羽鶴が集まり、平和を祈る千羽鶴を作り、参加する代表の皆さんがいつも届けるのである。1955年に初めて広島で開催されて以来、毎年1回、8月6日~9日を中心に原水協が開催してきたが、1963年の第9回大会で原水協、原水禁に分裂したが、1977年8月、14年ぶりに統一世界大会が開かれ、それ以後、毎年開催されている。昨年は長崎で、今年は広島で行われる。d0019913_2535021.jpg
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 昨年、3月11日、東日本大震災のあの恐ろしい津波の恐怖、この日、大切な家族が、多くの命、先祖から残された田畑で生きて来た、美しい景色が故郷が一瞬のうちに巨大津波が何もかもすべてを飲み込んでしまわれたのであった。d0019913_304427.jpgそして、被害が解るに連れて、更に恐ろしい福島原発の事実「今だ経験したことのない現実」の事実は何にも増して、今だ安住の住家が得られない解決のつかない不安な生活から、折角、助かった日々とも多くの自殺や孤独死が増加している現実である。福島からのすべての食べ物も放射線の問題で、d0019913_331810.jpg更に福島のこれから生きようとしている多くの人々を傷つけたままで1年半が過ぎようとしている。東日本大震災から引き起こした福島の原発の流出は天災のなにものでもないはずだ。しかし、今や福島の起こした原発問題は「世界のふくしま」と名だけが先行してしまっているが、人間の愚かさが起こした人災なのである。しばらくの間、福島やそれに関連した食べ物は一切、都内のスパーから消えてしまい、2012年に入り、次第に放射能検査済みの多くの野菜、米、果物などが出回るようになり、よかったと思い少ない協力だが買い求めているが、風評にこだわっている人々は「ふくしまのだからやめよう!」と車いすの後ろからそんな会話をしている主婦の顔が見たいと思う。
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私が日々、世話を受けているヘルパー夫妻の奥さんの家族も今だ不安な仮住まいをしている。その周辺すべてが放射能のため立ち寄り禁止となり、先日、祖父の法事で親戚関係が集まり、家屋敷を見て墓参りも最後になったそうだ。人生のすべての思い出の深い土地から離れる祖母は泣きながら見納めをしたそうだ。奥さんも最後になる家や墓参りをしたいと希望したそうだが、将来の子孫のために、回り人々に止められたそうである。既に放射能に感染された故郷、海山の自然かが福島の人々は、今後、被害にあった人々は尋ねることも見ることも、50年、100年か?見通しも何ら解決の方向えも見えていない現実が沢山あることであろう。
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 今年の広島での世界大会で、終戦後、ずっと日本は唯一、被爆国であった日本が、現実に地震や津波の強度に弱い、現実に自国もその脆さをさらけ出し
多くの国民、特に福島の国民には償い切れない悲劇と恐怖を今だ、国民の目線で解決を決断している東京電力、政治家はどれだけ存在するのか?誰もが自らの権力や損得だけを考えると、これからの日本のかじ取りをするリーダーシップを取る人々の顔ぶれは、全く新しい人材が選ばれるであろうと思われる。終戦から67年目を迎える年に、多くの祖国のために亡くなった人々の平安のために祈りたいと思う。
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 91歳の母の折った千羽鶴も多くの千羽鶴に交じって広島の青空で風に吹かれるであろう。
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by rakudazou | 2012-08-06 03:20 | 《エッセイ》中村陽子