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by rakudazou

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平成14年某月某日 
1時から2時40分まで、倒れたままであった。 結局、助けに来てくれたのは、隣のおばさん(親戚)。普段は口も聞かないのだが、そのおばさんに助けてもらった。足の上に体が乗ってしまったので、足がしびれた。足のあたりにある「ケータイ」を取ろうと、もがくのだが、届かなかった。おばさんに母を呼んでもらい、2人で、へばりついている勝矢の体を、床からはがして、起してもらった。起きあがって、礼を言った。2人は、笑いながら帰っていった。その後は、ぼーっとして、虚脱状態のまま、しびれがほどけていくのを待った。ISDN、いや違う、SKD、いや違う、これはPTSD(心的外傷後ストレス障害)というものかもしれない。起きて座位を保つ事が恐くなった。倒れるかもしれないと思うだけで、恐怖が全身を走る。コーヒーを飲みながら、思いにふけっていた。こんな時こそ、「知恵」が出るはずだが、何も浮かばなかった。一種の「事故」であった。日頃から、周囲と仲良くして、人の出入りをひんぱんにしておかないと、ある日、突然「死」がやってくるかもしれない。いつも、元気で、ひらひらしているから、こんな勝矢を見て、驚くであろう。暑い陽射しの差し 込む部屋で、ひっくり返ったゴキブリよりも自由を奪われ、「今日に限って、なんて暑いのだ!」と感じながら、首の周りはグショグショの汗が流れ、首が上がらなくて、寝返りのできない、ヨガ状態で、下向きで胸は苦しかった。ミミズがコンクリート上で干からびていく気持ちはこんなかな?アマガエルが車にひかれて、ひん死の状態になるとこんなかな?クワガタムシがさかさまになると、こんなかな?死ぬ前は、皆、何を考えるのだろうか?などとさまざまな事を考えながら、一番良いのは、このまま昼寝でもできたらと思ったが、とにかく足がしびれて、どうにもならなかった。リーチャーにさわったので、リーチャーを手元に引き寄せられたが、それで足もとのケータイを取ろうと試みたが、届かなかった。ケータイは、命の次に大切と、肌身放さず持っているのだが、倒れた方向がケータイと反対であった。下らない事を考えながら、汗びしょびしょになりながら、奇妙な時間を過ごした。可能性としては、隣のおばさん、宅急便のお兄さん、回覧版を持って来る米沢さん、宗教を勧めに来る人、車イス修理の人が頭に浮かんだ。24時間、だれかが必要であるが、こんな事でもない限りは、人がいると気になってしまうので、1人でいるほうが良いと思っている。緊急事態を中心に生活を組み立てるべきか、今後、考えてみる余地がある。基本的には、「人は死ぬ時には死ぬ」と思って、危険な綱渡り生活を続けている。いざ、危機にひんした時は、けっこうさわぎ散らすのだから、自己矛盾を感じながら、今日もただ生きている。

 私は「行政に頼らないで、民衆の愛に頼って生きる」を原則にしている。一般の人も行政も「制度があるでしょう。それを利用したらどうですか?」と言うが、役所にプライバシーを見られてしまう恐怖などで、素直に福祉制度を利用できないでいる。人に助けられる快感は、味わってみないとわからない。助けられるのは、障害者の特権であるから、制度に身を売り渡したくは無い。できる限り自分でやる。できない場合には、人に頼む。行政の入る余地は無い。
by rakudazou | 2002-11-01 20:51