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by rakudazou

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誕生日
 1994年6月21日生まれ、ハナコの誕生日である。今年の6月で13才になる。私も年齢を重ねていると当時に愛猫のハナコもいつの間にか、ハナ婆やになってしまった。
 しかし、猫は身体の動きは敏感で歳はとっても、身の軽い行動といつまでも赤ん坊のような無邪気さがある。ヒマラヤン種でシールポイントという長毛な猫で、両親はとても仲の良い毛並みもよかったらしいが、いたってハナコは普通のペットの猫で私も血統書があるこさえも忘れて過ごして来た。ハナコの血統書にはカレンと書かれている。カレンでもよかったが、親しみのあるハナコという名前にした。正式にはカレンハナコである。

子猫のパレード
 貴女は一人でいるから夜遅くまで家に帰って来ないのだから〔猫でも飼いなさい〕と長い間、世話になっていたヘルパーのSさんに言われた。
 動物は大好き!子供の頃は犬も猫も飼った思い出があるが、その後、住居の問題で小鳥とか金魚などしか飼ったことがなかった。そう、言われると心が揺れるけど、当時、仕事も忙しかったので本当に飼ってみようという勇気はなかった。
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 ある日、Sさんがケージを抱えてやって来た。扉を開けると真っ白な身体に手足の先と鼻と耳先に茶色かかった黒のポイントがある小さな子猫たちが7~8匹入っていていた。ヨチヨチと中から飛び出してきた。抱き上げると暖かくてフワフワした産毛とつぶらな瞳がとても可愛い!!
見ているとみんな個性が違い思い思いの動きをしてたまらなくたのしい。〔どれでも1匹とりなさい〕と言われて、私はもう離せなくなっていた。何匹か抱えて見てもみんな同じ顔をしているが、とても活発な子とおとなしい子がいた。その中でも目立って元気な子猫が今のハナコである。
 
母親になった気分
 その日からハナコとふたり暮らしが始まった。生後3ヶ月の子猫は栄養分のある粉ミルクを1回分ずつお湯で飲み易い温度に溶かして器に入れると、偉いことにひとりで飲む、また、柔らかい牛肉を細かくしてよく食べる。赤ちゃんの頃はしばらくそれが主食であった。オシッコやウンチもひとりで出来るように訓練されている。
しばらくは ミルクを持って仕事場に連れて行ったりしたが、みんなとじゃれたり、肩の上に乗せてもらって散歩したり可愛がってもらったが、そのうち、周りが毛だらけになるとか文句が出て来たので、本当に可愛い盛りに私の仕事の都合でお留守番させることが多くなり気になっていた。私その頃はハナコの待つ我が家に飛んで帰るようになった。ドアを開けるとチョコンと座っていつも待っていた。
 Sさんが来るとよくハナコと遊んでくれた。紙くずを丸めて遠くに放ると飛びついてしばらくは飽きずに遊ぶ、どのようなオモチャを与えても数時間で元の原型がとどまっていない。よく食べ、よく遊び、よく寝て、寝顔を見ていても飽きない。ぐっすり寝てしまうと寝場所を変えても起きることはない。

成長の早さ
 真綿のようなフワフワした長毛なハナコは、半年も経つと一人前の大人の姿に変化してきた。胸には長い立派な白い毛のスタイをつけて、子供の頃は鼻の辺りだけが茶黒かつたが、今やハナコの顔をよく見ると私には海苔のついた三角おにぎりがハナコの顔の中心にあるような茶黒い模様がハッキリと出できた。耳も淵だけではなく全体に茶黒くなり、手足、シッポが茶黒く、口元が可愛く時々、小さな舌を少し出している時があり目元はまん丸である。この種はおとなしいと言われたが、結構、ハナコは気が強くて甘えん坊でもある。d0019913_22204618.jpg
言葉が話せたらたのしいと思うが、私の行動や性格は見抜かれてしまい、それに動じてしまうと甘えはさらに助長する結果となる。これが飼い主をなめているということかもしれない。

人が大好き 
 ハナコは箱入り娘で一歩も外に出たことがない。Sさんの話によると猫の運動量は足りているし、外への免疫性も無いので猫エイズにでもなったらいけないので、基本的には室内だけでハナコの生活は充分だと言う。
椅子の上や高いところに飛び乗って外の景色やときおり通る人や動物の姿に興味を示した。去勢はしてあるのだが、特に野良猫や飼い猫がベランダの中に入ってくると、すごい勢いで仲間がほしいのか、興奮をしてただならぬ動きをして、暴れてアコーデオンカーテンを壊してしまった。
 ピンポーンと鳴ると真っ先に玄関に飛んで行く。一番先に私が言う台詞は「猫がいますので早くドアを閉めてください」と言う。来客大歓迎のハナコは、お構いなしに初対面の人でも足元にスリスリして特に気に入った人などには、初じめての人でもお構いなく、膝の上に乗りゴロゴロと喜んで「私のお客さんよ」と甘えてニャオーンと鳴いたりして気を引く仕草をする。
 訪れた人もドアを開けると思いもよらぬ猫がチョコンと座っているので驚く人もいる。勝手に親しく振舞う癖があるので「猫が嫌いだったら言ってくださいね」と飼い主が戸惑うこともしばしばである。
 普通、猫は家人には慣れるが、知らない人が訪れると隠れてしまうのが多いが、ハナコは小さい頃からいろんな人に遊んでもらったり、抱いてもらったりしているので、人が大好きで「犬みたいね」と言われてしまう。

家出騒ぎ
 ハナコはこれまでに三回の一瞬の家出を繰り返した。殆ど玄関からの脱出である。それも瞬間の隙間をうまく通り抜けての本人もドギマギの家出である。
 何かの工事でドアが開けっ放しになった時やドアが少し開いていた時とか脱出をする。最初に家出したときは、私もドキッとして、外の様子を知らない子だから「車に跳ねられたらどうしよう!」とか「遠くに行って戻れなかったら野良では生きていけないのでどうしよう!」とか心配していたが、外に飛び出したもののハナコも怖くて遠くには行けずに、ドアを開けて名前を呼んでいるとしばらくすると一目散に帰ってきて、室内の狭いところにうずくまっている弱虫猫でもある。
 そんなことから、どうしてもドアを開け放つ工事等がある時には事前にゲージに入れておくことにした。d0019913_22221396.jpg

ハナコの病気
 昨年の初夏にサマーカットを初めてした。戻って来たハナコを観て驚いてしまった。顔の輪郭と手足とシッポの先が原型を留めていて、後は丸刈りのハナコの身体の皮膚の色がピンクに透けて見えて、こんなに細かったのかと知り二度びっくりしてしまつた。まるで痩せたライオンの子供のような姿であった。
 今までハナコの長毛の白い毛が抜けて、室内に飛び散り黒い服などは着られなくなった。
洗濯したタオルで顔を拭くと顔にハナコの毛が付いてくる。毛玉も出来なくて、短毛の猫は飼うのは楽だと思った。
 今年もその時期が来るのでまた、サマーカットにしょうと思っていた矢先に、ハナコは食欲もなく、だるそうにして毛玉を吐く以外に、吐くものが無いのに吐き苦しそうな状態になり、かかりつけの動物病院に行った。検査の結果、医師の診断は「腎臓が悪い」と宣下された。即、入院、唯、可愛そうで寂しくて涙、涙・・・
 次の日、私はハナコを見舞った。何しろ飼い主が車イスなので病院側も大変だ。通された部屋のテーブルの上にハナコは看護士さんに抱かれるようにして点滴をしていた。頭を撫でると目を細めた。
 医師の説明だとこれからのハナコは腎臓食と薬を飲まなければならないと言われた。猫は腎臓病によくなる。最近、水もよく飲むがオシッコの一回の量も多かったので、腎臓が悪いと言われても驚かなかった。
 四日後にハナコは退院した。食生活が全く変わってしまい百五十gの食事と、一日分の薬を飲ますのには苦労する。病気をすると子供は親に甘えるがハナコも私に甘えていた。

残された命
 これから先のハナコの余命はどれだけあるか分からないが、出来るだけのことはして、今までと同じハナコらしい生活をしてほしいと思うが、現実にハナコの命が残り少ないのを感じた。d0019913_2221504.jpg
 さらに現実の問題として、動物には保険が無いので入院費と十日に一回、通院する医療費を入れるとこの一ヶ月で十万という金額が無くなった。このまま状態が続いたら残念だが、私の経済が底をついてしまう。でも、助けたいという気持ちも強く、早く状態が落ち着いてくれるとよいが、最終的な判断は私が決めなければならない。最後には医療よりハナコの好物を食べさせて、我が家で大往生をさせたい。

ハナコは私の心と身体のリハビリ
 経った四日間のハナコの入院中で体験したことは、私はハナコがいることで、私自身が責任を持ち自らの身体を動かし、ハナコの食事やトイレの世話等、毎日を繰り返しの現実と心の空間をハナコの存在で埋められている事実、1人だけのおしゃべりは変だけどハナコとの会話ならおかしくないことなど、いなくなり初めて感じた実感である。
 私は多くの人に世話になるばかりであるが、その中で唯一、ハナコは私の自己責任で世話をしてあげなければならない存在があるということは、日々の心と身体のリハビリそのものだと思った。

多くの人々に世話になり可愛がられたハナコ
 赤ちゃんの頃からみんなに可愛がられていろんな人に世話になり大きくなったハナコは幸せな猫である。私がしてあげられなかったことを多くの人に助けてもらって感謝の気持ちでいっぱいである。みんなで育てられた猫がハナコである。
 これまでに空気清浄機やアメリカ製の高い掃除機などは、ハナコと私の身体に良いと思われることはみんなした。
 今日もおてんば娘のハナコは、高いロッカーの上に飛び乗って昼寝をしている。室内中がハナコの家に訪れるお客様はみんなハナコの友達と思っているらしい。残されたハナコとの生活の一日一日を大切に過ごしたい。腎臓食と薬でどれだけ生きられるのか?ハナコと私の関係はより密着になってしまった。d0019913_22232279.jpg
動物を飼ったら別れも宿命としか言えない。ハナコやもう少し頑張ろうね!!

by rakudazou | 2007-05-29 16:58 | 私の猫・ハナ太郎との日々