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by rakudazou

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心地よい眠りにおちる秋

秋を感じる 

 肌寒く感じる1日でした。お腹が冷えてジリジリとした痛みが伴ってしまった。身体は寒いのに、ふと、痛みが無くなるといつも心地よい夢の底に陥ってしまう。こんな時、とても幸せな気分である。そして、眠りが続く限り夢は現実に懐かしさの中で覚えていられるのも、私の心の歴史も重なりが多くなったからであろうか?d0019913_2226362.jpg
 午前中の訪問看護で佐藤桂子さんが元気に顔を見せてくれた。彼女の顔を見ると私は何となくホッとしていつもより甘えてしまう。柔らかい爪に悩んでいるが誰よりも爪を切ってくれるのが上手である。パチパチと指先の爪がたちまちときれいに切られていくときに彼女の心の温かさを感じるのである。
 今日は昔からの友人とのメールがようやくと届いた。先日、会った折に、孫の5歳の男の子と3歳の女の子の七五三のあどけない可愛い記念写真と共に、小さかった頃のバレエを健康のために続けていた娘の凛とした母の姿にその当時の友人の母の姿が重なった。日々変化しているのである。
 暑い頃の支度のままが心細くるような秋の気配を感じる。寒さに身体が慣れるまで今年も大変である。
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by rakudazou | 2011-09-26 22:47 | 《エッセイ》中村陽子

小江戸・川越

川越の町
 たまたまと出かける日が祭日であったが、JR品川駅から池袋駅に下りて初めて東武東上線に乗り小江戸と言われる川越の町に出かけた。いまや車いすで何処へでも出かけられることは幸せなことである。d0019913_23252299.jpg古い町並みの道路は車で混雑して、裏道のその裏道まで、いろんな憩える休み場所や店先が並び、何故か、巣鴨通りや津和野の町や鎌倉のにぎわいを思い出した。何故か、海の遠いこの町で握り寿司を食べてしまった。もっと人の少ない時にゆっくりとこの川越の町を見たいと思った。この町の近くには紙漉きの町、小川や日本五大ご飯茶碗にご飯にお薬味のさらし葱・わさび・柚子をのせ、どびんの熱いおつゆを八分目にかけ、お茶漬のようにさらさらの喉越しの良い「忠七めし」の味を懐かしく思い出した。あぁ、あののお茶漬けが食べたい!!
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 この日の運勢は「無理すると体調を崩す」というメッセージであり、昨日も何故か、寝られなくて、途中で魔法の漢方「人参牛黄」のカプセルを飲み元気に過ごすことが出来た。
by rakudazou | 2011-09-24 23:41 | 《エッセイ》中村陽子

生き甲斐のある生き方

健康に過ごすには 
 最近は3連休とか続きますが今日は敬老の日です。今年90歳なる独り暮らしの母は近くに住む妹宅に祝いの夕食に招待されてうれしそうです。
 統計では100歳以上の人々が4万75000人を超えているということです。このように元気で長生きされる人に共通していることはクヨクヨしないで自分の世界を持ち、よく身体を動かし食欲も旺盛なことです。長く生きたいという目標?趣味を持ちペットを飼うのもよいことです。よく笑う、好きな物を食べる、よく会話をする、ストレスを溜めないことも大切な要因になることでしょう。
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 私のような身体の不自由な者から見ると健康に生きる基本は年齢ではなく、自分の力や意志で歩行、入浴、トイレが出来ることは最も幸せなことだと思います。90歳の母を遠くから見ていると身体は次第に衰えていますが、精神的な年齢は元気で働いていた頃と変わらないと思います。d0019913_18293660.jpg
 自ら築いて来た日常の日々が、如何にいつまでも過ごせることが人生何よりも大切なことです。長く生きることは世の中に少しでもよい経験を残せたらと思っています。
by rakudazou | 2011-09-19 18:37 | 《エッセイ》中村陽子
信州の美術館めぐり
 新幹線の座席の間を乗客がみんな降るのを確認してから後からゆっくりと車いすで降りる体験を忘れていました。久しぶりの新幹線による長旅で欲張りな車いすの旅でした。新幹線に乗る車いすでの立場は相変わらずで、指定席は料金を払うほどにスペースは無くて通路を通る人々に神経を使ってしまうことも変りません。煩雑した都会は車いすに慣れ過ぎて、立場の弱い高齢者や障碍者の存在を慣れ過ぎた光景になりましたが、100キロも地域を離れると出会う人々の視線も優しく、いろんな意味でも興味を抱いてもらいみんな穏やかでとても一生懸命さや親切が新鮮に感じました。d0019913_20382943.jpg
2011年7月22日朝、身体の調整で寸前まで悩んでいましたが、暑さも少なくて風も爽やか思い切って出かけました。ホームで電車の待ち時間に吹く風も気持ちよく、東京駅から初めて長野新幹線に乗り動き出すと間もなく、事前に求めておいた駅弁を早速に開き食べました。いつも名コンビのМさんとは食を楽しむ外出が多いのです。一人で食べるよりは話し相手がいて食べたほうが食も進むことは確かです。d0019913_2055187.jpg
 今回は信州の美術館巡りという目的でしたが、時とするとスケジュールが脱線する欲張りすぎる小旅でした。在来線から東京駅から長野新幹線に乗って2時間で到着、新幹線は速いと思いました。長野駅からのバスにはすべてのものがノンステップバスではありませんでしたが、ノンステップバスを探して乗る時に、運転手さんは車いすを乗せた経験が無いと見えて、スロープの有り場所も分からずに慌てて、スロープの有る場所を教えて乗りました。帰りのノンステップバスは、結局、遅れてしまい「どうしよう!!」と次のバスを待っていると、運転手さんに「ノンステップバスが待っていましたよ」と言われてしまいました。普通のバスで入り口に2段の階段がありましたが、乗り口をヘルパーのМさんと人の良さそうな運転手さんが親切に車いすのまま持ち上げて乗せてもらいました。先に乗り合わせている人々も「よかったね」という笑顔で迎えてくれてローカル線らしくホッとした優しさをうれしく感じられました。
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長野駅から善光寺のある城山公園で下車して近代的な東山魁夷美術館は公園の中にありすべてがバリアフリーでした。東山魁夷の多くの作品の一部を長野県に寄贈されて、長野、京都、北欧、ドイツ、中国などの森林や道、街並み、古都の瓦の生かし方、生命の影と息吹を感じさせる東山魁夷の繊細な世界に浸ることが出来ました。しばらくと私の心を藍や青、緑の自然界に招き入れてくれる、美しく幾重にも重ねられた木々や雲や空の色彩を見ることに幸せを感じた時を過ごすことが出来ました。
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小布施の町を散策
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 再びJR長野駅に戻り長野電鉄に乗り換えホームへ移動中に見かけたものは、昔、新宿駅から小田急のロマンスカーで箱根に出かけたあの特徴のある2階建ての車両がこの地で走っているとは・・・30数年前の友との家族旅行を思い出しとても懐かしく感じました。余り段差もなく電車は目にも眩しい田園風景を30分ほど走ると「栗と北斎と花のまち」の小布施駅に到着いたしました。駅から街並みが扇がたに広がっていて繁栄の歴史の小布施の町は昔の豪商で栄えた面影の残す古くもしっとりと落ち着いた大人の町という風情でした。散策をしながら興味のある手作り店を立ち寄るのもとても楽しかった。それまでに自動車では何度か訪れていましたが、唯、通り過ぎた町で栗の和菓子をおみやげに買う程度の素通りでした。d0019913_211525.jpg
 静かなただ住まいの北斎館は葛飾北斎が晩年、小布施に逗留し画業の集大成をはかった特別の場所です。肉筆画が中心のなかで最も貴重な「富士越龍」は北斎の絶筆、龍は春分の日に昇天し、秋分の日に降天すると言われています。d0019913_2131515.jpg
この作品が本当に絶筆だとすると、生きることに最後までこだわった北斎らしい絵に心打たれ、富士山から人昇天する龍の姿の凄しい迫力はこの時90歳であった北斎は自身の姿を重ね合わせたのでしようか。この絵を目の前にすると魂の強さに生きることへの勇気をもらいました。
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 本場の信州蕎麦を賞味し出てきたアナゴやエビの天ぷらが見本よりも凄く大きさに驚きました。そして、何よりも感激したことは、栗の里で楽しむ桜井甘精堂「栗の木テラス」の一番おすすめの「特製モンブラン」のケーキの味は、小布施栗菓子伝統の栗ペーストがたっぷりと「クリ」という感じが忘れられない美味しさでした。再び、モンブランを味わうためにだけでも栗の収穫の季節に訪れたいと思いました。
by rakudazou | 2011-09-03 21:04 | 《エッセイ》中村陽子